夏期講習 ① 小学5年生
今日からは、小学5年生の話。
周知のとおり、小学5年生というのは中学受験をするにあたって基礎を構築するのに一番大切な時期です。これは、国語に限らずすべての科目に共通して言えることだと思います。
ここで、しっかりと基礎を固めて成績を安定させるのが最難関中学と呼ばれる学校を受験するにあたっての必要条件です。
もちろん塾側も百も承知で、各塾各科目とも色々とカリキュラムに工夫を凝らしてきます。ただ、中には詰め込みすぎてオーバーワークになりがちなのもこの学年の特徴かと。(>_<)
私は国語担当なので、国語においてもやはり5年生時には完了していてほしい基本事項が多くあります。
私は6年生を主に教える機会が多かったので、5年生時にもっとここをしっかりと教えていてくれたら6年生で教えるのがやりやすいのにと感じる時はありました。
当たり前のことなんですが、一般的な小学生は一回説明しただけでは理解しません。覚えません。何回か時間をあけて説明してはじめて、そのことをわかってくれます。(^◇^)
その説明が1年間の中で数回説明する場合もありますし、私のスタイルだと数年間で同じことを繰り返し説明します。
おなじみのフレーズ「ええかあ、、前にも言ったの覚えてるかあ?これはな、こうでなあ~。あの時の文章で話したやろ」
すると子供たちは、やや間があって、「あ~っ、言ってた、言ってた」
私の担当していたのは最上位クラスが多かったのですが、記憶力のいい生徒ですらこれです。ただ、これを繰り返すとだんだんクラスの中で理解してくれる生徒の割合が上がっていきます。もちろん、大事なことは笑いを入れて印象深くしたりと工夫を入れます。
すると、前回の授業で答えられなかった生徒に指名しても答えるようになります。9割以上の生徒が分かってくれたかなと肌感覚で感じれば、教えたい内容をこのクラスでは「わかった」と判断します。あとは、テストでできているかを確認するのみです。
私として、6年生時に「あ~っ、言ってた、言ってた」となってほしいのです。
つまり、6年生時の基本の確認・復習です。
そこから、発展して難度の高いことが言えます。入試に直結する実戦的な話ができます。
子どもたちが5年生時に教えるのが上手な先生に当たっていると、「それ、○○先生言ってたで」と子どもたちに返されます。
それを聞くと、うれしい反面少しさびしく感じるのは私の器が小さい証拠ですね。(>_<)
5年生ついては明日に。
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