夏期講習 ② 小学5年生
小学5年生というのは中学受験をするにあたって基礎を構築するのに一番大切な時期だと昨日のブログに書きました。
もちろん国語の場合もそれにあてはまり、その結果成績の変動が大きくなるがこの時期だと言えます。
ある生徒は今まで国語の公開テストなど受けていても、何もせずに結果としてそこそこ良かった。だから、国語は宿題だけある程度の勉強ですませ、他教科に力を入れてがんばっている。
ところが、2学期以降急に国語の成績が落ちてきた。あわてて勉強するもなかなか以前のような成績が安定してとれなくなった。
というのは、よくある話です。
原因としてはいくつか考えられます。
大きな原因として、どこの塾の公開テストなどの実力テストは5年生の2学期以降難度が上がってきます。
6年生になると入試を意識したテストになり難しくなります。いきなり6年生になってから一気に難度を上げるのを避けるため、普通5年生の後半から徐々に難しくしていくのです。
素材文は今までわかりやすかったものから、難度の高いものになっていきます。
たとえば説明文でも、動物や植物などをテーマとした読みやすいものから、環境問題・言語・比較文化・哲学など抽象的な言葉が多用される文章に変わっていきます。生徒にとって、聞いたことのないわからない言葉が今まで以上にたくさん出てくる、テーマが理解しづらい文章を読む必要が出てくるのですね。
設問でも、難度が上がってきます。問題条件が複雑な問いも出てきたりしますし、指定字数のある問題なら、文字数も多くなってきたりします。
その結果、時間不足になるという今まで経験のしたことないことがおこってくるのです。
また、学年が上がるにつれて漢字語句の知識の範囲も広くなります。おぼえるべき量が増えるので、何をどうしてらいいのかわからず、とりあえず宿題をこなすだけで精一杯。当然、できる生徒との差は大きくなります。
2学期以降、国語の成績を維持する。落ちないようにする。もしくは、上げるのにどうしたらいいのか。
夏期講習の過ごし方が一つ大事になってくるのです。
続きは、明日に。
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